【ネタバレ注意】映画『エスター』のあらすじ・結末を解説!徐々に明かされる少女の正体とは?

エスター あらすじ

エスターは2009年に公開されたホラー映画です。

監督は後に『アンノウン』『フライトゲーム』などを撮ったリーアムニーソン大好き男ことジャウム・コレット=セラです。

疾走感とメリハリのあるサスペンスを得意とするジャウム。本作も不気味な少女エスターの魅力たっぷりにめまぐるしく展開していきます。

見どころはなんと言っても、不気味な少女”エスター”の正体をめぐる一家の戦いでしょう。

では早速、映画「エスター」のストーリーを解説・考察してまいります!※完全にネタバレしておりますのでご注意ください!

トラウマに悩まされるコールマン家

物語はコールマン家の母、ケイトのおぞましい死産シーンから始まります。思わず目をそむけたくなる凄惨な死産シーンは、3人目の子を実際に死産してしまったケイトのトラウマが見せる悪夢でした。コールマン家はケイト、夫のジョン、快活な長男ダニエル、耳が聞こえない幼い長女マックスからなる4人家族です。

冒頭の赤ちゃんが無事に生まれていたら5人家族になるはずだったコールマン家。トラウマから抜け出せずに苦しむケイトを元気づけるため、ジョンは養子をとることを提案します。

ついに訪れたエスターとの出会い

夫婦は孤児院へ。ジョンが院内をふらついていると美しい歌声が聞こえてきます。声に導かれて向かった先にはひとり鼻歌を歌いながらキャンバスに美しい絵を描く少女がいました。

ついにコールマン家とエスターが出会ってしまいました。悲劇の始まりです。

シスター・アビゲイルは夫婦にエスターがどれほどいい子か語ります。しかしどこか暗い表情のアビゲイルがこれから起こる悲劇への布石となっています。

どこか大人びており空気を読んで大人を喜ばせるエスター。時代錯誤なクラシカルワンピースがダニエルの目には不気味に映ります。

しかしどこか大人びているのは孤児にはよくあること、ワンピースもケイトたちにはお人形さんのように見えているのでしょうか。まだまだエスターのヤバさには気づきません。

エスターによるマックスの洗脳

エスターとマックスはすぐに仲良くなります。幼いマックスはお姉ちゃんができてうれしかったのです。

大人しいマックスが笑顔でエスターと遊ぶ姿は、夫婦を安心させます。

手話もお手の物のエスターは、巧みにマックスの心に入り込んでいきます。マックスを利用してコールマン家に入り込んでいくエスター。冷徹な態度をとったり、汚い言葉を使うようになりました。

しかし夫婦はまだ「殻を破ってくれたみたい」と楽観的です。

夫婦が抱える問題

実はケイトはアルコール依存症の治療中でした。死産のトラウマに加え、ジョンが隣人と不倫していたのです。どうやらジョンも性依存症のよう。一見おしどり夫婦のように見えていましたが、夫婦は依存関係によって成り立っていたのですね。ケイトは義母にもいやみを言われ、散々です。

罵り合う夫婦の背後にはじっとその様子をみつめるエスターが。

エスターはマックスを利用して夫婦をぶち壊そうと企んでいます。マックスの良心に付け込み、銃を手に入れます。

安全装置を手際よく外し、マックスの眉間に銃口を向けてみせるエスター。銃を知らないマックスはぽかんとしています。

とはいえ、エスターの不気味な表情に恐怖心を抱き始めたマックスなのでした。

ついに起きた悲劇のはじまり

シスター・アビゲイルが自分の足かせになると判断したエスターは、ついに悪魔の顔に変貌します。

おびえるマックスを強引に利用して、アビゲイルの殺害を企てます。しかし失敗したマックスの目の前でアビゲイルを撲殺したエスター。マックスにとてつもないトラウマをこしらえてのけました。

混乱するマックスに死体遺棄を手伝わせ、これで共犯だとマックスをさらに奴隷化します。

マックスの洗脳を完了したエスターが次に向かったのはやたらとつっかかってくる鬱陶しい兄、ダニエルの寝室です。

ダニエルののど元にカッターを突き立て、侮辱の言葉を吐きながら脅します。さっと奴隷化完了です。

この間にも夫婦の仲はどんどん悪化していました。エスターが家族を崩壊しにかかります。

悪魔のエスター、追い込みをかける

自分の本性に気づきそうなクレアに対しては不遜な態度を、ばかなジョンに対しては猫なで声で無邪気な傷心の子供を演じ、夫婦の溝を深めていくエスター。

リスキーな手段でマックスを殺しにかかり、クレアをどんどん追いつめていきます。マックスは無事だったものの、家族はさらに不穏な雰囲気に。

死にかけて散々びっくりしたマックス、ついに洗脳から解放され、ダニエルと共闘し始めます。わくわく。

悪魔のエスターはクレアのトラウマに塩を塗りこむかのごとく、残酷な手口で精神を追いつめていきます。

エスターはもう止まりません。ツリーハウスに火を放ちダニエルに重傷を負わせます。

最後のダメ押し、夜中にセクシーなメイクにチューブトップ姿でジョンのもとに現れ、身体に触れ誘います。

ついにさすがのジョンも異変に気付きました。

ジョンに拒否されへたり込み泣くエスターは、今まで見たことのない不安定な姿でした。

エスターvsコールマン家

精神病院からの電話で、エスターは先天性の身体の発達障害で、子供の見た目ではありますが実年齢は33歳(!!!!!)ということを知ったクレア。しかもエスターは幼少期のトラウマがもととなり、今までに7人の人を殺めたサイコキラーであることがわかりました。

本気を出したエスターとクレアの肉弾戦は続き、氷が張った池の上はコロシアムと化します。

最後は銃の使い方を覚えてしまったマックスの弾によって空いた穴に落ち、エスターは氷の中へと沈んでいきました。

最後に:ジャウム・コレット=セラ作品の魅力

エスターの現実離れした不気味な魅力を不自然なカットで恐怖心をあおりながら私たちに見せてくれる本作。

エスターを中心に世界が崩壊していくさまをリズミカルに展開させてくれます。

ラストの肉弾戦を含めてホラーのベタを踏襲しながらも、既視感の無い作品になっており素敵です。

しっかりエンターテインメントしてくれるので、不穏な空気にドキドキわくわくしながら楽しめます。

あー楽しかった!ではまた。

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