映画『FOUND』ネタバレあらすじ・考察をまとめてみた!低予算ながら大好評ホラー映画

『FOUND』は2012年にアメリカで製作されたスプラッター映画です。

監督はスコット・シャーマー。

筆者、このファウンドを公開当時ヒューマントラストシネマ渋谷で観たのですが、スプラッター大好き人間の私が心底震え上がりました。

正直、もうホラー映画でビビることなんてないと思っていましたので、顔面パンチくらってふらふらスクランブル交差点を渡ったものです。

しかも怖すぎるだけでなく感動させてくるんです。

パニックです。

スコットさん大天才。

とんでもない才能爆発人間が現れました。

それでは早速、映画『FOUND』のあらすじをネタバレありで考察していきます。

ちなみに本作、スーパーハードなスプラッターです。

完全にグロ耐性必至ですのであしからず。

機能不全家族に生まれて

マーティの兄・スティーブはクローゼットに生首を隠しています。

マーティは兄の秘密を知っていました。

スティーブが仕事に行くとマーティはゴム手袋を着けてクローゼットの中のバッグを開きます。

中に入っているのはいつも黒人の生首でした。

マーティは親友のデヴィッドと、いつもホラー映画を観ながら漫画を書いて遊んでいます。

オタクなマーティは小学校で、陽キャの黒人、マーカスたちにいじめられていました。

デヴィッドはマーティたちの前ではマーティと話したがりません。

デヴィッドと遊ぶときはいつも二人きりです。

果たしてこれが親友でしょうか?

マーティの両親は夫婦仲が特段悪いわけでもなく、良いわけでもなく、父親は威張ってみせたり、興味なさげにしてみたり、母親はご飯こそ作れどどこか上の空。

ここが本作の大大大ポイントです。

わかりやすい虐待描写やネグレクト描写はありませんが、いわゆる”毒親“なのです。

昔からホラー映画、サスペンス映画の殺人鬼の育ちについてはよく描かれてきました。

そこには必ず、そう、10000%虐待の背景が描かれています。

悲しいことに、現実問題まさに殺人事件の犯人のほとんどが親の愛情を知らずに育っています。

殺人鬼を描くにあたって、生まれ育ちのバックボーンが一番重要なのです。

近年”毒親”という言葉が流行ってくれたお陰で説明しやすくなりました。

ありがたいことです。

毒親には自覚がありません。

履き違えた”何か”を愛情と決めつけ、子どもに与え続けます。

子どもは愛情の代わりに”コントロール”され、個としての存在を奪われていくのです。

あくまで無意識下で行われる虐待は、脈々と受け継がれてきたものでしょう。

マーティたちの父母もまた、親に愛されず育ってしまったのです。

従って子どもたちとコミュニケーションを取っている”フリ”はできますが、本物のコミュニケーションは絶対に取れません。

コミュニケーションを取ったことがないからです。

それゆえ愛情に対する飢餓感から、スティーブは殺人を犯してしまうように。

つまり”母””父”という言葉に持っている浅はかな知識をもとにその役割を演じているだけで、そこに愛情の関わりが無いんですね。

これは悲劇ですよ。

本作の監督スコットもそんな生い立ちなんですかね。

いじめられ、親友にも裏切られるマーティ

マーティは今日もいじめられます。

気弱なマーティはやられっぱなし。

凹むマーティにスティーブは「殴られたら殴り返せ」とアドバイスします。

先生たちに怒られることを心配するマーティにスティーブは「それがなんだ。誰にもお前をバカにさせるな」と説きました。

一理ありますね。

翌日、学校を休んでビデオ屋へ。

あらら、休んじゃいましたね。

マーティは気が弱いので仕方ありません。

ビデオ屋で「ヘッドレス」というスプラッター映画を借りようとしますが、中身が盗まれていて借りられませんでした。

さらに翌日、マーティはまた学校を休みます。

いつものようにスティーブの部屋を物色していると、昨日借りられなかった「ヘッドレス」の中身がありました。

万引き犯はスティーブでした。

夜な夜な人を殺してるというのにリスクを犯して万引きとは、スティーブすごいですね。

来る土曜日、デヴィッドとマーティはお泊まり会です。

早速「ヘッドレス」を見ていると、なかなかハードなゴア描写。

筆者の眉間にもシワが寄るレベルのゴア加減でした。

楽しむデヴィッドでしたが、マーティには途中から犯人がスティーブに見えてきてしまい、冷や汗が。

大げさな描写に気分が悪くなってしまいます。

怖がるマーティを馬鹿にするデヴィッド。

終いには「お前といると俺まで馬鹿にされるからもう遊びたくない」とほざきました。

親友でもなんでもなかったんですね。

ぶちギレのマーティはデヴィッドに兄の生首バッグを見せました。

中にはいじめっこマーカスの生首が。

デヴィッドは大ショックを受けてママに迎えにきてもらって帰りました。

マーティはしょんぼりです。

クソ野郎でもマーティにとってはたった一人の親友のつもりでした。

スティーブは悲しきモンスター

なにもかもに絶望したマーティは、自分の部屋に生首バッグを隠して寝ます。

マーティに秘密を知られていることを知ったスティーブは焦ります。

逃げ回るマーティをやっとのことで捕まえ、お前のことは絶対に守ると誓いました。

スティーブも”兄”の役割を演じているんですね。

親に愛されていないことに気付きながらも逃げ出せなかったスティーブは、父親と同じレイシストに成り下がっていました。

父親に昔から「黒人はゴミだ」と教えられて育ったスティーブは、毎夜正義の鎌を振りかざし黒人の首を刈っていたのでした。

まじゴミ野郎スティーブです。

翌日、マーティはいよいよ訳がわからなくなってきました。

そりゃパニックにもなりましょう。

マーティ覚醒

マーティが、母親により行きたくもない教会に連れられ説教を聞いていると、いじめっ子の一人が絡んできたので、ボコボコに殴る蹴るしてやりました。

イエーイ

いじめっこの親カンカンです。

いじめっこの親がマーティの母親に「あなたが悪いのよ!子どもくらいコントロールしなさいよ」みたいなこと言うんで、やっぱりヤバい親ってのはそこらじゅうにいるんですね。

牧師に「意地悪をされたからって殴っていいわけじゃない。信頼できる大人に相談しなさい」と言われたマーティは「そんな人いねーよ」と吐き捨てます。

牧師は「君みたいに怒りを溜め込んだ少年を見ると悲しくなるよ!」とぶち切れ(?!?!)去っていきました。

なんだよお前(笑)逆ギレかよ(笑)

するとなんと、母親までもがマーティに「からかわれたからって殴っていいわけじゃない」と言い放ちました。

こいつはマーティの気持ちになんてなんの興味もありませーん!

この期に及んで世間体ばかり気にする母親に「母親失格だ。兄ちゃんも俺も失敗作じゃねーか」的なことを言うマーティ。

イエーイ

家に帰りゃあ父親も世間体、世間体。

マーティがガンを飛ばすと殴ってきました。

おい!クソじじい!

そこへ”兄さんごっこ”スティーブが早速と現れて父親と母親をボコります。

イエーイ

スティーブは勘当されました。

モンスター襲来

その夜、スティーブは両親を殺しにやってきました。

マーティのパニックは最高潮、もう泣くしかありません。

世間体ジジィが家から出てきたのでスティーブはスコップで殴り気絶させました。

マーティは泣くばかり、母親を追いかけて家に押し入ったスティーブの後をふらふらと追います。

スティーブは母親をなで回し、笑いながら殺して自慰をしようとしていました。

やりすぎです。

気を失ったマーティが目を覚ますと、猿ぐつわを咬まされベッドに縛られていました。

向こうの部屋では父母の大絶叫。

笑うスティーブ。

地獄です。

ついに両親は殺されましたが、マーティは必死で正気を保ちます。

翌朝、縛られたマーティの両脇には眼球をほじくられた両親の生首が置かれているのでした。

まるでホラー映画のパッケージのように・・・。

映画『ファウンド』の圧倒的リアリティ

大分私見が入ってしまいましたが、これは毒親制裁映画です!(断言)

本当にこんなことしちゃったら捕まりますから、全国の毒親育ちの皆さんファウンドを観て気分爽快になりましょう!

マーティには是非精神を病みきっていただいて、あっち側で幸せに暮らしていただきたいものです。

正気なんか保ってたらやばいって!マーティ!

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